玄関まわりの印象が激変!“外壁とエントランス”の色合わせ術
2025/11/19 Wednesday
家の第一印象を決めるのは、実は外壁よりも玄関まわり(エントランス)。
色の組み合わせ次第で、家は一気に
・上品にも
・スタイリッシュにも
・ナチュラルにも
変わります。
今回は、外壁と玄関まわりの色選びで失敗しないための
“色合わせ術”をご紹介します。
1.玄関まわりが“家の印象の7割”を決める理由
玄関は「人が必ず目にする部分」。
特に道路から家を見たとき、多くの場合
視線が最初に向く場所=玄関まわりです。
さらに玄関は、
・玄関ドア
・ポーチ柱
・タイル
・軒天
・外壁
・表札・照明
など“異素材が集まる空間”なので、色のバランスが崩れると一気にちぐはぐに見えます。
逆に、ここを整えるだけで
「あれ?外壁変えただけで家が見違えた!」
というレベルで印象が良くなります。
2.色合わせの基本は“3色ルール”
どんな家でも使えるのが、デザイン業界でも有名な3色ルール。
① ベースカラー(外壁の中心色)…全体の70%
白・ベージュ・グレーなど大面積に使う色。
② アクセントカラー(引き締め色)…25%
2階部分の色分けや玄関まわりを強調する色。
③ メインポイント(玄関ドアやタイル)…5%
家の印象を決める鍵。
玄関ドアやタイルの色は、小面積でも“アクセサリーのように印象を左右”するため最重要パーツです。
3.外壁 × 玄関ドア 色合わせのパターン
① 白・ベージュ系外壁 × 木目の玄関ドア(鉄板でおしゃれ)
ナチュラル・北欧・柔らかい雰囲気にしたい方に最適。
相性の良い木目
・ライトオーク
・ウォールナット
・チェリー
・チーク
外壁の柔らかい色と、木目の温かみの相性は抜群。
「優しい印象にしたい家」におすすめ。
② 濃グレー外壁 × ブラック玄関ドア(高級感+シャープ)
近年人気の“モダン外観”。
外壁が濃いと、玄関が引き締まって見えます。
ポイント
玄関まわりが暗く見えないよう タイルを明るめに調整 すると一気に垢抜けます。
③ ベージュ外壁 × ホワイト玄関ドア(爽やか・可愛い)
玄関を明るく見せたい人向け。
南欧風・ナチュラル外観にも合います。
④ 外壁2色分け × 玄関だけ“濃色”でまとめる(安定感UP)
例えば
・上:ライトグレー
・下:ホワイト
・玄関:ブラウン
など、玄関を“色の支点”にするパターン。
家全体にメリハリがつき、外観が引き締まります。
4.玄関タイルと外壁の“色差”がすべてを決める
実は外壁カラーよりも難しいのが玄関タイルとの相性。
✔ 同じ系統(明るい or 暗い)で揃える
・外壁:ホワイト
・タイル:アイボリー系
→ 全体が柔らかく、清潔感のある印象に。
✔ 外壁が濃いならタイルは明るく
・外壁:ダークグレー
・タイル:薄いベージュ
→ 影になる玄関スペースが暗くなりすぎません。
✔ タイルの“柄”は外壁より控えめに
玄関タイルが強すぎると、外壁とのバランスが崩れます。
5.プロ目線の“色の落とし穴”と回避法
■落とし穴①:玄関ドアは意外と暗く見える
日影になるエントランスは、
実物より「1〜2トーン暗く」見えがち。
→ ドアは少し明るめを選ぶと失敗しない!
■落とし穴②:タイルと外壁のベージュは微妙に違うと不自然
ベージュ×ベージュは合わせやすいようで難しい組み合わせ。
→ “黄み系・灰み系”のどちらかを揃えるのがコツ。
■落とし穴③:アクセントで黒を使いすぎる
スタイリッシュに見える黒も、
玄関まわりが影になると“ただの暗い空間”に。
→ 黒を使うなら「ドア or 外壁のどちらか」に絞る。
6.迷ったらこれ!おすすめの“外壁×玄関”組み合わせ例
✔ 王道で失敗しない
外壁:オフホワイト
玄関:ライトブラウン
タイル:薄いベージュ
柔らかい優しい印象で誰でも似合います。
✔ モダンにしたい
外壁:チャコールグレー
玄関:ブラック
タイル:ライトグレー
洗練された、最近の新築風に。
✔ 高級感を出したい
外壁:ベージュ
玄関:ダークブラウン
タイル:グレージュ
落ち着いた雰囲気を作れます。
7.外壁よりも“玄関まわり”の色が家の印象を決める
外壁塗装で家のイメージを変えたいなら、
まず見るべきは 玄関ドア・タイル・ポーチ柱 の色。
・同系色でまとめる
・明暗差でメリハリをつける
・玄関だけ“見せ場”をつくる
・影になる部分は明るめを選ぶ
この4つを押さえるだけで、
外壁と玄関のバランスは驚くほど整います。
家の「顔」である玄関まわりを整えることで、
外壁塗装の満足度はぐっと上がります!





